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平成30年に日本歯科医学会より新たな病気が発表されました。
『口腔機能発達不全症』という病気です。
どんな病気かと言うと・・・
お口周りの筋肉(舌をはじめとした周囲筋)や顎骨がしっかり発達できず、歯並びが悪くなったり、鼻呼吸ができず口呼吸を誘発させるような病気です。口呼吸は鼻呼吸に比べて風邪を引きやすく、成長発育障害や無呼吸症候群などの発症リスクを高める事がわかっています。口腔機能発達不全症が改善されないまま成長してしまうと、将来フレイル(身体の虚弱)を招き、介護になるリスクが高くなります。
〜口腔機能発達不全症診断〜
『口腔機能発達不全症の15の症状』の中でいくつ該当しているでしょうか??
1:歯の交換時期になってもなかなか出てこない
2:歯並びが悪い
3:食事に影響するような虫歯がある
4:強く噛みしめれない
5:食べる時間が長すぎる・短すぎる
6:片側だけで噛んでいる
7:飲み込む時に舌が前に出ている
8:滑舌が悪い
9:口がポカンと開いている
10:つめや指を噛む・吸う癖がある
11:小帯異常がある(唇の筋によって前歯が開いている)
12:極端に痩せている・太っている
13:口呼吸がある
14:扁桃腺がよく腫れる
15:いびきをよくかく
このうち2項目以上該当するようであれば、口腔機能発達不全症の可能があります!
今回は家でも出来る簡単なトレーニングをいくつか紹介したいと思います。
以下のトレーニングを継続することで舌力(正しい舌の位置への誘導)や唇力(自然に口を閉じることができる)がつき口腔機能発達不全症の予防や改善につながります。
①『あ』『い』『う』『べ』体操
あいうべ体操とは口呼吸を鼻呼吸に改善していく簡単な口の体操です。やり方としては食後に10回、一日30回を目安に行って下さい。
あいうべ体操のやり方は、次の4つの動作を順にくり返します。声は出しても出さなくてもかまいません。
(1)「あー」と口を大きく開く
(2)「いー」と口を大きく横に広げる
(3)「うー」と口を強く前に突き出す
(4)「ベー」と舌を突き出して下に伸ばす
⑴〜⑷を1セットとし、一日30セットを目安に行って下さい。
②ガムトレーニング
ガムトレーニングとはガムを噛み、そのガムを上顎に押し当てることで口呼吸から鼻呼吸へ改善させ、舌の位置を正しい位置へ誘導させるトレーニングです。1日5分を目安に行って下さい!
トレーニングのやり方は以下の4つのステップで行うようにして下さい。
片がみを治し、かむ力をつけるため、どちらかがかみにくい場合、かみにくい方でかむ練習をしましょう
舌の動きを良くする為にガムを舌を使って舌の上で丸めます。
舌の筋力をつけるために一回で行い円形に広げてください。
つばを飲み込んだ後はガムが三角形に伸びるのを確認してください。正しく飲み込めれば舌は芋虫のような動きをして、ガムはのどに向かって三角形に流れます。
いいだの森歯科こども歯科クリニック 院長
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