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みなさんはお口にも癌ができることをご存知でしょうか？？
２０１９年に、堀ちえみさんが口腔癌であることを公表したことで多くの方に口腔癌を知ってもらうきっかけともなりました。口腔癌の割合は日本では罹患率全部のがんの４%と報告されています。
『全体の４%だったらそんなに多くないから大丈夫じゃない？』と思われる方もおられると思います。
しかし、発見が遅れると経過があまり良くない癌としても知られており、口腔癌を発症された方の致死率は４０%と決して低い数字ではありません！！
口腔癌には大きく
①舌癌②口蓋癌③口唇癌④頬粘膜癌⑤口腔底癌⑥歯肉癌
があります。この内一番多い癌は①舌癌です！
原因としては、喫煙、飲酒、歯列不正、齲蝕歯(うしょくし)、不適合義歯、口腔の不衛生等 が挙げられており、遺伝要因に加えて継続した細菌や物理的な刺激により発症することが原因として考えられています。
例えば適合の悪い義歯を安定剤などを使用し無理に使用している。また、歯列不正や歯軋り、虫歯などで歯が尖っているなどで、口内炎が頻繁にできる方は特に注意が必要です。以下にチェック項目を添付しておくので、気になる方は一度行なってみて下さい。
□:口内炎がなかなか治らない。
□:口の中の傷がなかなか治らない。
□:粘膜のただれ、赤や白い斑点がある。
□:口の中に腫れやしこりがある。
□:口の中に出血しやすいところや痛みがある。
□:口臭を指摘されるようになった。
□:原因不明の歯のぐらつきがある。
□:唇や舌がしびれ、舌や口の動きが悪くなった。
欧米と日本の口腔癌致死率の違い
アメリカの口腔癌致死率は１９％に比べて日本では４０％と２倍以上多いのが現状です。
それは何故か！？
歯科医院への定期検診の受診率にあると言われています。
スウェーデン９０%
アメリカ ８０%
の両国に比べて日本人の歯科医院への定期検診受診率は何と２％！
定期検診で少しでも早く口腔癌を見つけることができれば、安心ですよね。
当院の定期検診では、口腔癌の検査に加えて虫歯、歯周病、顎関節、粘膜など多岐にわたりチェックとケアを行っています。また、定期検診を継続して受けることで身体の様々な病気の発症を抑制することも最近では多く言われるようになってきました。また、その内容に関しては歯周病についての項目で記載しておりますので、是非ご覧になっていただけたらと思います。
口腔癌をいち早く発見することが、命を救うことに繋がりますので、積極的に歯科医院の定期検診を受けましょう！！
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