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ブログ|いいだの森歯科こども歯科クリニック|長野県飯田市鼎の歯科・歯医者

歯磨き粉について!!〜虫歯予防に大切なフッ素の正しい効かせ方〜

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みんさんは自分が使っている歯磨き粉を理解して使っていますか??

今回は歯磨剤の成分とそれに含まれているフッ素をしっかり歯に効かせるための方法についてお話しさせていただきます。

まず歯磨き粉の種類について少しお話しさせていただきます。
歯磨き粉は大きく2つ分けられます。

①化粧品:基本成分のみ
②医薬部外品:基本成分+薬用成分
※一般販売用と歯科販売品があります。

1.基本成分

清掃剤(研磨剤)、清掃助剤、発泡剤、香味剤、清涼剤

湿潤剤、粘結剤、粘度調整剤、保存剤、着色剤

 

2.薬用成分

殺菌剤、歯質強化剤、歯垢分解剤、消炎剤、血行促進剤、止血剤

収斂剤、細胞賦活剤、知覚鈍麻剤、象牙細管封鎖剤、ステイン除去剤

歯磨き粉には様々は成分が含まれています。何を予防するかで、使用した方が良い成分も変わってきます!!

それでは歯磨き粉を使用する目的はどんなものがあるのでしょうか!?

⑴虫歯予防⑵歯周病予防⑶歯を白くする⑷歯の着色を防ぐ⑸口臭を防ぐ⑹歯周病を防ぐなど様々な目的があります。これらの中の⑴虫歯予防に関係する歯磨き粉について詳しくお話ししていきます。

虫歯予防で考慮して欲しい事
➡︎フッ素入の歯磨き粉の使用!寝る前に歯磨きをする!うがいの仕方に気をつける!

フッ素には歯質に直接働きかける作用と歯の汚れ(プラーク)に働きかける作用があります。歯への働きとしては、フルオロキシアパタイトという歯の表面を強化し、さらには歯の再石灰化を促し、歯の汚れ(プラーク)に対してはフッ素の抗菌作用により、虫歯菌を弱める作用があります。これらの作用がしっかり効くことで初めて、虫歯になりにくい 状態にすることができます。

しかしながら、フッ素が十分に効果を発揮できていないことをよく見かけます・・・
それは、うがいの仕方が間違っているからなんです!!

歯磨きの後、みなさんは十分な水でお口をゆすいでいませんか??
実は、虫歯予防のために使用しているフッ素の多くが、十分なゆすぎのせいでほとんど流れてしまっていることがほとんどなんです。

正しい歯磨きの後のゆすぎ方とは!?

なんと15ml(大さじ1杯)しか使ってはいけないんです!!しかも1回だけ!
虫歯のリスクが高い人は是非行っていただけると良いかと思います。

 

【虫歯予防になるおすすめの歯磨き粉の選び方】
①フッ素が高濃度なもの(1000ppm〜1500ppm)
➡︎モノフルオロリン酸ナトリウム(MFP)
フッ化ナトリウム
(注意)6歳以下の場合、高濃度のフッ素による『フッ素症』を引き起こすことがあるため、1000
ppm以下を使用するようにしてください。

②殺菌作用があるもの
➡︎イソプロピルメチルフェノール(IPMF)
塩化セチルピリジニウム(CPC)
塩化ベンザルコニウム(BKC)
デキストラナーゼ

おすすめする歯磨き粉はこれ

・1450ppmの高濃度フッ素(虫歯予防)

・ラウロイルサルコシンNa(殺菌)

・デキストラナーゼ(歯垢分解・美白)

➡︎虫歯の発生・進行をしっかり予防します。小さい顆粒のおかげで
磨き残しも減らすことが出来ます。また、薬局などでも手軽に購入
できるのでおすすめです。

 

 

いいだの森歯科こども歯科クリニック 院長

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